« The journey begins, | Main | 点滴 »

Pacific Storm

気分的になんとなく寝られず、しょうがないので眠るということを放棄。
ゴロゴロしているだけというのも芸がないので読書など。
佐藤大輔氏の対立要因を、普段のペースよりゆっくり目にして読み込むことに。
非常に緻密な世界観を設定する著者ですが、今回の舞台設定は1950年代の「南北に分裂したアメリカ」と「海洋覇権国家としての自覚を持った日本」との対立というもの。
なぜこのような世界が出来上がったのかを丹念に描き、よくある仮想戦記のように2章目にはもう戦闘シーンというような浮ついたところがなく、ほぼ丸1冊を世界観の説明と戦争を起こすべき理由に当てているところがとても評価できるかと。
# 逆にこのために読む人間を狭める可能性はありますが…

ジャンルとしてはあくまでも仮想戦記ですが、「海洋覇権国家」がどのような戦略をとり、かつ生き残っていくかを自然に理解させると言う面では、むしろ国際政治や経済を理解したい人が読むべきかもしれないと思ったり。
それはそのまま、シーレーン防衛の意義や海上における防衛力(ミリタリーパワー)維持の意義など、いろいろな面から今の日本の状況を考える材料になるはずです。
なぜなら、今の日本は海洋を中心とした貿易で国家経済を成り立たせているのですから。

|

« The journey begins, | Main | 点滴 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/1472/2525177

Listed below are links to weblogs that reference Pacific Storm:

« The journey begins, | Main | 点滴 »