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日中間の相互理解の溝

NHKの特報首都圏「もっと分かりあいたい 〜中国人留学生が見た反日デモ〜」をみる。
先月大量に発生した反日デモを中国人留学生はどのように感じていたかを報じていて、なかなか興味深かった内容。
中国本土で発生したこのようなデモは、日本の中に様々な意見があるのにも関わらずそれが一般市民にあまりにも通じていないがために起きた「不幸な出来事」だったというのが留学生たちの意見。

これをふまえて自分なりに考えてみると…
新華社通信の報道をみているとよくある「中国の国益に即した内容→中国に都合の悪い事実を一部報道しない」といった、中国共産党の恣意的な報道管制がすべての原因ではないかと。
また中国サイドから流れてくる「正しい歴史認識」という言葉も、裏を返せばより自分の国益に即した歴史認識の押しつけともとれるので、これはこれで日本人の感情を悪化させる原因になっていることに。
こうした積み重ねが結局「相互理解の大きな溝」となって現れるのではないかと。

中国と日本の間に戦争という過去があったことは事実で、その過程として一般市民が被害を受けたことについては、誰も異論はないでしょう。
ただ、その過程の中で起きた一般市民の虐殺行為などの「戦争犯罪」があったのかどうかは、真実かどうか裁定できないというのが本当のところではないかと。
当時中国が内戦状態だったこともあり、もしかすると撤退する国民党軍の一部が犯人かもしれないし、日本軍が先走って行った行為かもしれない。もしかすると、誤解から発生した市民同士の殺し合いだったかもしれないし。
この辺りは、多分結論は出ないでしょうけれども、いろいろな可能性があるということを念頭に考えなければならないことで…

また、靖国神社問題にしても、日本の習慣として罪を自分の死をもってあがなった人については、丁寧に祀る(この場合仏教であろうと神道であろうと)ということが理解されなければ、いつまでもこのことが足を引っ張るでしょうね。
それに、自分の祖父も靖国神社に祀られているとはいえ、むしろ地元にある霊山観音に出向いて線香を焚く方がよっぽど祖父のために祈っている気になるのですが、その辺も多分中国の一般市民には伝わっていないことなんだろうなぁ。

この辺の誤解や多様な歴史観があることをどのように伝えていくかは、日本人自体の問題でもあり政治家や外務省が負った大きな仕事だと思いますが、どうなることやら。

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